相場戦略研究所


 新日石、コスモ石、新日鉱:通期利益は上振れ

新日石、コスモ石、新日鉱:通期利益は上振れへ−大和総研の佐久間氏 (ブルームバーグ)

2002年12月12日(木)13時14分

  東京 12月12日(ブルームバーグ):大和総研の佐久間和博アナリストは12日ブルームバーグ・フォーラムで、石油元売りの新日本石油、コスモ石油、新日鉱ホールディングスの通期利益が会社予想を上回ると予測した。電力向けC重油を中心に石油製品の利益率(マージン)が改善して収益を押し上げるとみている。

  新日石の2003年3月期の連結純利益は240億円(会社予想は210億円、前期実績は240億円)を予想した。石油製品のガソリンについては供給過剰と乱売で利益率は悪化、一方で原子力発電所を停止して火力発電を増強している電力向けにC重油が伸びている。 

 石油製品の利益率については「ガソリンの悪化を(C重油の好調が)吸収して、全体では増えている」と分析、この見方を背景に新日石の利益は、コスト削減効果も踏まえて前期並みを確保すると予想した。 

 コスモ石油の通期純利益は90億円(会社予想は75億円、前期実績は52億円の赤字)、新日鉱の利益は40億円(会社予想は20億円、経営統合のため前期はなし)に拡大すると予想した。

  この利益拡大の背景は一時的な需要であり、収益環境は引き続き厳しいとして、株価の見通しについてはいずれも「市場平均並み」としている。石油元売りの昭和シェル石油と東燃ゼネラル石油は12月期決算で、今回の予想には含まれていない。

  新日石の株価は前日比28円(5.7%)高の524円(午後1時4分現在)。

 



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